エリザベス女王杯

エリザベス女王杯
 今年の一連の牝馬戦線の中で、一番強いのはスイープトウショウという認識は間違っていないと思う。しかしながら、切れる馬であるのに、ものすごく切れるタイプではない。これが弱い相手、同じ程度の力の相手にコロっと負けてしまう要因のような気がする。
 あわせて、常に出てみないとわからない、気性難。春先にはこれを克服したのかと思わせておいて、秋は、その春先のストレスと疲労が残っているのか、ご機嫌斜めのジャジャ馬っぷり。
 展開面もまた微妙で、速いペースでスタミナを要求されるレースなら問題ないが、スタミナ関係なしの緩いペースでは、切れ負けしてしまう。今回、メンバーを見渡す限り、速くなることはなさそうなだけに、強く推すには心もとない。
 この馬を◎にするなら惨敗の危険も、常に覚悟しておかなければならない。


 エアメサイア。春先のイマイチっぷりは夏を境に克服した感がある。秋は別馬のよう。ローズSでは仕上げすぎにも見え、おつりがないように見えたが、秋華賞の時点で余裕残しというアンバランス。明らかにココも狙っての一戦なのだろう。歴戦の猛女相手の古馬との初対戦。世代間格差が気になるが、3着を千切っての秋2戦を見る限り、十分、やれそうだ。
 ヤマニンアラバスタは輸送不安が、西への長距離輸送でどの程度影響があるのかがポイント。あわせて、左回りに良績が集中していることで周りがどうなのだろうか。好走している右回りは、輸送距離の短い中山(紫苑S1着降着含め)ということを考えれば、輸送がやはり一番のポイントになるのかもしれない。
 アドマイヤグルーヴに関しては前走の状態が維持できていれば、あとは鞍上次第。頑張れよ、上村!


 直前まで、結論の出しづらい一線。
 好きな馬であるアドマイヤグルーヴには頑張ってほしいが、ここは◎エアメサイアとしよう。対抗には○アドマイヤグルーヴ、逆転含めての▲ヤマニンアラバスタ
 穴っぽいところでは、前走の切れっぷりが凄いクロユリジョウ、安定感たっぷりのマイティーカラーを。



福島記念
 ◎トウカイトリックから。前走準オープンの安定勢力を振り切った内容は強い。○マイネソーサリスも決して弱い馬ではなく、このハンデなら圧勝されても驚かない。以下、▲ブルートルネード、△ワンモアチャッター、△グラスボンバー。