京都記念

◎ 14番 アドマイヤフジ
○ 5番 ドリームパスポート
▲ 15番 トウカイトリック
△ 10番 アドマイヤオーラ
△ 16番 ウオッカ

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 昨年のダービーから、はや9ヶ月。
 先週は3歳、現4歳世代の菊花賞以後、菊花賞出走馬は未勝利…なんてことを書いたけど、実はダービー出走馬も、2着アサクサキングス菊花賞、5着のドリームジャーニー神戸新聞杯の世代限定戦を除くと、古馬相手に勝利した馬は…条件戦からオープンまで見渡しても、東京開幕週に施行された東京新聞杯でのローレルゲレイロが初。
 そんな現4歳世代のダービー*1上位人気馬4頭が今週、出走してきた。

 この京都記念には、ダービー当時2番人気だったヴィクトリー*2こそフェブラリーSに駒を進めたが、当時1番人気フサイチホウオー*3、3番人気ウオッカ*4、4番人気アドマイヤオーラ*5が再戦する。
 その辺り、興味深いところだが、世代的な一連の傾向を見ると、馬券としては買いづらいと思う。
 フサイチホウオーはPOG指名馬でもあり、昨年の今頃は夢が大きく広がっていただけに、今の状況は歯がゆい。前走などは、子鮫*6くんが乗って、かかりながらだったものの2着エアシェイディからはコンマ6秒差。今回鞍上が変わってルメールとなれば、コンマ6秒ぐらいの壁は縮まる…と信じたいんだけど。
 アドマイヤオーラは骨折の影響を考えれば、復帰後の2戦は立派なものだが、それぞれのレースの勝ち馬から見ると、物足りない部分もある。正直、世代トップクラスの力の持ち主となるなら、軽く負かしてもらわないと…という相手ではなかっただろうか。また突き抜けるような手応えで迫ってきながら、最後止まってしまうのも気になるところ。馬券的には押さえてみるが、疑っている部分も少々。
 ウオッカ秋華賞ジャパンカップを見ても大敗という程でもなく、勝負にはなっている。それだけにこのメンバーならとなりそうだが、自分から勝負に入っては終い止ってしまうし、直線勝負ならハマることはあるが、強い相手には軽く押さえられてしまう。相手関係に左右されやすく、ややマイルよりなタイプだけに、この距離は微妙。押さえまで。

 このレースは◎アドマイヤフジで勝負してみたい。積極的な騎乗をする川田騎手は特にこの馬の脚質に合っている。前走も歯がゆさが消えた、見事な勝ちっぷりであり、2着エアシェイディが次走AJCCを快勝しているだけに、決して恵まれた勝ちではない。以下、人気の△アドマイヤオーラ、△ウオッカを押さえに回しつつ、○ドリームパスポート、▲トウカイトリックと狙いたい。
 他、トウショウナイトフサイチホウオーまで馬券を買いたい。